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桑田「そう。野球だ。爆野球ゲームだ!!」
ば、爆野球ゲーム?何なんだそれは。心臓がバクバクしてる。かなり怖い。
間を置かず、司会が喋りだした。
司会「一先ず、ユニホームに着替えて、外にある野球グランドに、集合をお願いします。」
何でだ?と思いつつ、みんなは咄嗟に着替えを始めた。
10分後…………
桑田「これで、全員野球グランドに集合しましたね?」
主催者は言い終えた後、司会が出てきた。
司会「それでは、ルールを説明します。」
みんなは司会に大注目だ。
†ゲームルール†
単純に、全員にはバッター(打撃)をやってもらう。勝負は3球勝負だ。3球の内、1球だけ(【衝撃爆発爆弾】)がボールの中に入っている。そのボールを打ってしまったら、即死だ。いわゆる、ゲームに負けってことだ。野球が下手な人でも、球は緩く行きますので大丈夫です。
ルールが未だ分からなかったのか、誰かが司会者に質問を問い掛けた。
参加者「質問ですが、万が一爆弾ボールを打ったら、ボールは飛んで行くから、自分には爆発のダメージが少なくなるのでは?」
良い質問だ。さあ司会、どう答える?
司会「その質問を待っていました。特別に爆弾ボールだけ、超強力粘着素材が加えてあります。そのボールは、バットに付いて簡単に死ねます。」
なるほど、考えたな。
参加者「質問です。私は野球が下手でバットも振れないんですけど…」
司会「御安心を。思いっきり振る必要なんてありません。バントでも何でも当ててください。3球とも見逃したり、1度も当たらなかった場合は即射殺します。」
参加者は歯を食いしばり、無言で立ち去った。
桑田「さあ、始めようか」
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