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「さて、キミの名前は?」
女の子は落ち着いたみたいでベットの上に座り
レイ、こちらも少しだけ落ち着いたみたいでソファーにどっかり座っている
オジサンは…
ひぃひぃ五月蝿く逃げ回るからレイが部屋まで引きずって来て
右の掌にナイフを刺し
床に止めてある
「あたしは伊織…君は?」
「僕は幸祐、そこに座ってるのがレイだよ」
レイは僕達には興味がないらしくオジサンばっかり見ている
穴が空きそうだ
「伊織、今までの事は全部忘れて家に帰りな」
これ以上僕と一緒にいたら僕は君を殺してしまう…
だから…
「幸祐クン…忘れるの無理だょ、だって…ソコの…あたしの…お父さんだから…」
伊織は少し震える指で
血だらけのオジサンを指差し言った
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