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「幸祐君…なん…で…?」
真っ暗な公園に
フラフラと1人の女の子が入ってきた
彼女はどこかの制服を着たまま砂場に足を取られ倒れ込む
「なんで…?なんで…私を…!?」
倒れた彼女は目線の先
1人の少年に向かって叫ぶ
少年は
一歩づつ近づき
そして
躊躇なく
彼女の喉にナイフを突き刺した
「ゲぅ……ぜ…かく…つきあ…え…たの……に…」
ヒュー…ヒュー…と少年の目の前の彼女は音を出しながら
死んでいった
「なぜ君を殺すか?」
少年は突き刺さっているナイフを無造作に引き抜き
血も拭わず腰のフォルダーに差し込んだ
ナイフが開けた穴から血が勢いよく吹き出し
彼女はその勢いに負けた様に砂場にドサリと倒れた
「仕方ないんだよ?家族はもう殺しちゃったんだもん」
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