6人目

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「幸祐君…なん…で…?」 真っ暗な公園に フラフラと1人の女の子が入ってきた 彼女はどこかの制服を着たまま砂場に足を取られ倒れ込む 「なんで…?なんで…私を…!?」 倒れた彼女は目線の先 1人の少年に向かって叫ぶ 少年は 一歩づつ近づき そして 躊躇なく 彼女の喉にナイフを突き刺した 「ゲぅ……ぜ…かく…つきあ…え…たの……に…」 ヒュー…ヒュー…と少年の目の前の彼女は音を出しながら 死んでいった 「なぜ君を殺すか?」 少年は突き刺さっているナイフを無造作に引き抜き 血も拭わず腰のフォルダーに差し込んだ ナイフが開けた穴から血が勢いよく吹き出し 彼女はその勢いに負けた様に砂場にドサリと倒れた 「仕方ないんだよ?家族はもう殺しちゃったんだもん」
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