感謝の砂 ②
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歩いて程なく、目的の場所に着いた。 崖の近く、遥か下方に谷底を臨む小高い土地。 美しく健気に咲き誇る花。 青い花弁を湛え、たたずんでいる。 『枯れかけてたんだ…でね、お水をあげても元気にならなくて…』 少年は問わず語りを始めた。
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