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数日後、火影の里に向かうためメンバーが集まった。
「みんなよく来てくれたな!張り切って行こうぜ!」
「陽炎ママも知らない洞窟探検か…こりゃあ面白い事がありそうだぜ!」
「こら土門!あんまりはしゃぐなよな。20歳になってもお前と烈火だけは全然成長してないね!」
「なんだと風子コノヤロウ!おれを腐乱犬と一緒にするんじゃね~!」
「花菱コロス…」
そこには怒りに満ちた表情で烈火を見下ろす土門が居た。
「そうやってすぐカッカするのが成長してないって言ってんの」
「ぐっ…」
痛い所を突かれ、反論できずに烈火が黙り込む。
「烈火くんも土門くんも成長してるよっ!…多分」
かわいらしい声でフォローに入ったのは柳である。
「相変わらず騒がしい連中だな。ある意味その方が安心するよ。冷静な二人なんて逆に気持ち悪い」
と、水鏡。
相変わらずの冷めた態度だ。
「それもそうだねぇ(笑)」
思わず風子が笑った。
「水鏡も風子も変わってねぇと思うぞ…」
烈火と土門が口を揃えて呟いた。
そんな空気を変えたは、柳だった。
「やっぱりみんな揃うと賑やかでいいね!」
「…そうだね!」
と、風子。
天性の才能というのだろうか、柳には周りの人間を和ませる力があるようだ。
「いつまでも懐かしがっててもしょうがねぇし、それじゃあ火影の里へ向けて出発~!!」
「おぉ~~!」
こうして、烈火達は火影の里へ向けて旅立つのだった。
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