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ジョーカー「さぁ、ケリ着けよやないかい!」
ジョーカーがゆっくりと門都に迫る。
門都はその場から動かず、ジョーカーの出方を伺っていた。
門都「コロス…殺してやる」
次の瞬間、二人が同時に動いた。
正面からぶつかり合い、激しい金属音が連続して辺りに響く。
しかし、スピードではジョーカーが一枚上手だった。
ジョーカーの攻撃が徐々に門都を押しており、ジリジリと門都が後退していく。
ジョーカー「どないした?オドレの実力はそんなもんか?」
ジョーカーが挑発的に言った。
門都「…がぁぁ!!」
吼えながら勢いよく槍を振るった。
ジョーカーはしっかりとその攻撃を受け止めたが、凄まじいパワーに押され、そのまま後方へ吹き飛ばされた。
パワーでは門都が上である。
ひるんだジョーカーに、さらに門都の攻撃が迫る。
門都「シネ!」
一直線に迫ってくる門都を尻目に、
ジョーカー「なんちゅうバカ力や…でも…そう来てくれんとなぁ!面白くなってきたやんけ!
…帝釈回天!重力値-!」
ジョーカーが帝釈回天をかざし、重力の結界を作る。
刹那、門都が槍をジョーカーに突き刺した。…かに見えたが、重たいはずの門都の一撃を片手で軽々と受け止めていた。ジョーカー「…せやけどな、バカ力だけじゃワシには勝たれへん!」
そう言ってニヤリと笑った。
ジョーカー「次はワシの番や!」
そういうと、槍ごと門都を持ち上げ、そのまま木に投げつけた。
門都は体勢を立て直すことができず、そのまま木に激突した。
ジョーカー「まだ終わりやないぞ…帝釈回天!重力値+!」
そう言って門都に帝釈回天を投げた。
しかし、門都には当たらず、門都のそばに刺さった。
一見外したかに見えたが、
ジョーカー「…たっぷり味わえや」
そう言うと、ポケットからパチンコ玉サイズの鉄球を数個取り出し、門都の上空に投げた。
放物線を描きながら飛んでいった鉄球は、門都の上空で急加速し、銃弾のように門都に突き刺さった。
門都「ぐはぁ…」
全身血塗れになりながら吐血し倒れた。
倒れた門都に近づいて帝釈回天を回収したジョーカーは動かない門都に言った。
ジョーカー「どや、強力な重力の中で味わう鉄球の味は?散弾で撃たれたみたいやろ?」
そして門都に背を向けて烈火達の元へ歩き出した。
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