第1章~火影の里~

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ランチタイムにすることにした烈火達。 柳が手に持っていたバスケットを開く。その中にはとても美味しそうなサンドイッチやパイが入っていた。 「これはね、私と風子ちゃんと二人で作ったんだよ♪いっぱい食べてね!」 満面の笑顔だった。 烈火は目の前に広がった食べ物を眺めた後、風子に目をやった。 「風子って料理できんのか?!」 「失礼なこと言うな!高校の時はできなかったけどさ、卒業してからママに習ってたんだよ!」 なぜか少し恥ずかしそうである。 「へぇ~…ちったぁ女らしくなったじゃねぇか。どれどれ…」 そう言うと烈火はサンドイッチを一つ手に取り、一口で平らげた。 「おぉ!うまい!こりゃイケるぜ!」 同じくサンドイッチを食べた水鏡も、 「うん、確かに美味しい」 「風子ちゃん、みんな美味しいって!頑張って作った甲斐があったね!」 嬉しそうに柳が言った。 風子は少し照れくさそうだったが、満足そうに言った。 「風子様が本気になれば料理くらい楽勝よ楽勝!」 「これで、その男勝りの正確をどうにかすりゃあ女らしく見えんのにな~」 笑いながら烈火が言う。 「う、うるさいなぁ!ほっとけ!」 などと、楽しくお昼ご飯を食べている烈火達だった。 なお、土門はよほどお腹が空いていたのか、一言も喋らずに夢中で食べ物を頬張っていた。 食後の休憩中に、現在地と目的地を確認し、これから進むルートを決めた烈火達は、休憩を終え、火影の里に向けて再スタートした。 後数キロ歩けば火影の里である。
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