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古傷抉っているのは
他でもないｱﾀｼ自身…
信じられないから
手放した筈なのに
差し出されたその
同じ数 傷がある
ｱﾅﾀの両手をまた
取ってしまう…。
誰かを傷つける事に
なったとしてもいい
ｱﾀｼが本当に欲しい物
手に入れる為の人生
犠牲はつきものよ。
ｱﾀｼがｿﾚになる時もある
誰だって笑顔の裏側で
こうして醜い事考えて
誰彼構わず傷つけては
幸せ勝ち取って 上へ
上へと…のし上がるの
もう何も信じられない
ねえ でも上等でしょ？
こんな世の中だもの…
正当防衛よ だからそう
有罪にはならないでしょ？
こんなズタボロになっても
ｱﾅﾀを無理なく信じていたい
なんて一体何処までｱﾀｼは…
馬鹿で安易なんだろうね？
また…傷抉られるのかな？
でも…もう今はそれさえ
ｱﾀｼを強くする「嘘」なの
待てたらいいな そしたら
ｱﾀｼが失ってきた全てに
勝る何にも変えられない
ｱﾅﾀが手に入るのに…。
ｱﾀｼは始めからそれ以外
いらなかったんだから
もう失う物は何もない…
さぁ、始めるよ。ここから
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