とらわれの蝶

出会い

-ｶﾞﾁｬ…

s『行ってきまーす!』

靴をはき鞄を持ち玄関をあけ家を出ていく早紀

h『あ…』

-ﾄﾞｷｯ…

s『お、おはようございます』

h『おはよーさん♪確か…早紀ちゃんやったけ？』

s『はい!!hydeさんは仕事ですか？』

h『そうなんやけど学校がわからへんねん』

s『学校？』

h『せや。“橘学園”って言う学校なんやけど…』

s『私の学校だ…』

h『ホンマ!?じゃあ案内してくれへん？』

s『え…でも…』

h『俺の愛車で連れっててやるから…な？』

s『そんな…』

hydeは早紀の手を握り駐車場にいく

s《うわぁー…うわぁー…手を握ってるよ//》

h『早紀ちゃん？どないした？』

s『Σえ!?なんでもありません//』

-ｻｧｧｯ…

s『あ、帽子が…』

風がふきhydeがかぶっている帽子が飛んでいった

h『風強いんやなぁ…。え…と帽子…帽子っと』

早紀から手を離し帽子を探しにいくhyde

s《手…離してほしくなかったな…Σなに考えてるのよーっ!?》

h『何してるん？』

s『あ、いえ』

-ｶﾞﾁｬ…

h『どうぞ？』

hydeは車のドアをあける

s『ありがとうございます』

hydeは早紀が乗った事を確認し車を学校へと走らせる