ミルクティー
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私が歩く道の反対側から歩いてくる彼。 いつ頃からか、帰り道にすれ違うことに気づいた。 いつも同じ時間。 同じ道。 背はかなり高い。 185位だろうか? 垂れ目な瞳は彼を柔和に見せている。 けれど女性的ではない。 千早は彼が好きだった。 理由などわからない。 ただ、掴みきれない印象が彼にはある。 自由気ままな、まるで雲。 この想いを告げることができたら、どんなに幸せだろう。 ただの夢想だ。
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