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怖い!怖い!怖い!
皆が僕を追いかけている。
僕は何もしてないのに!
なんで僕だけを虐めるんだ……
何度も死のうと思った。
だけど死ぬ度胸がない。
僕は僕自身が嫌いだった。
この世界が嫌いだった。
だからこの小さなセカイで生きている。
ポトリと生物のノートが落ちた。
僕はそのノートに目をやった。
ーその時僕は悟ったー
ーーー『目は光を感じるだけで、実際に見るのは脳である。』ーーー
そうだ!僕のいる『現実』を『現実』と認識しなければいいんだ!
そう思うと僕は今まで生きてきた人生がまるで物語を読んでるだけのように感じて来た。
皆が僕のことを馬鹿にしている光景を、僕は脳内で皆僕のことを褒めているように変換する。
そう、僕は虚構のセカイの住人だ。
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