先史をおろそかになんか“せんし”!!

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そして、文明・国家がいよいよ成立します。 まず、初期の農耕について。 とりあえず「新人」たちは勢いに任せて農耕をはじめたものの…… なかなか同じ場所では何年も農耕ができない。 それは彼らが雨水に頼り、自分で水や肥料をやらなかったからです。 今は、植物に水や肥料をやるのは当然だと思われていますが、 彼らはなかなか思いつかない。 「しゃあないな…」 とでも言いながら、 彼らは移動を繰り返しました。 ちなみに、雨水だけに頼る農法を 乾地農法 肥料をあげない農法を 略奪農法 と言います。 移住を繰り返している内は大きな集落はできない。 大集落の成立には定住することが不可欠なのです。 しかしオリエントなどの人々は思いつきました。 「川近いからそこから水持ってこればいいじゃん!」 灌漑農法の始まりです!! ちなみにオリエントについては古代オリエント文明の章で述べますが、 今すぐ知りたい人は辞書でcheck! そして定住をはじめた彼ら。 都市国家の成立まで時間はかかりませんでした。 そして都市国家同士で交易などが行われ、 次にお話する四大文明などが登場することとなります。 農業遺跡で最古のものとされているのは メソポタミア北部の ジャルモ 死海北岸の イェリコ です。 (地図帳でcheck!) まぁ覚え方は 太郎の 片一方の原則 (紛らわしいのは1個を覚えるのだ!) によると、 「しかいぇるこ」 です。
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