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今目の前にある木は、夏樹君が気に入っていた
1年の時も、2年の時もここでこの木を見上げていた
私が夏樹君に惚れたのは、そんな姿が頭から離れなかったから……
でも、この恋はもう叶わない…………彼はもう、この世から消えてしまったから……
葵「いけないいけない、早く職員室に戻ろ…………」
私は驚いた、知らない内に横に誰かが居たから
この人は?…………制服来てるから学生だろうけど、なぜか見覚えがある
?「大丈夫ですか?泣いていたように見えましたが」
急に話し掛けられた
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