047 心の支え

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「なんで、そうやって……」 俺のことを、なんでもわかってしまうんだ。 勘?かな、 「い、いいよ……前みたく、一緒につるんでやってもいいって言うなら、つるむよ」 違う。 寧ろ、俺からお願いしたいくらいなのに。 つい、さっきの情景が頭の中に流れてきて、変に言い回してしまう… 「何その回りくどい言い方っ」 そう言いながら笑ういつき。 いつきはそんな俺の気持ちもわかってるみたいに、笑う。 こうやって、俺の気持ちを汲み取ってくれるのが、すごく嬉しい。 「じゃあっ、まずは昼だな。うん。 昼一緒に食べようぜ あ、でも……京は保坂といつも居るんだよな。 急に俺と一緒になんて無理かっ」 いつきはキラキラ輝かせながら、話を進めてく。 「ううん、昼はいつも達也は会長さんのとこに行くんだ。」 笑いながら否定すると、いつきは顔をしかめる。 「無理に笑ってんじゃねーよっ じゃあ何か?京はいつも、誰と食べてるんだ?」 そう言いながら俺の額を軽くペチッと叩く。 「ひ、ひとり…とか」 額を押さえてア然としながらそう答えると、いつきはまた抱きしめてくる。 「じゃ、問題なしだ」
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