第1話~少女とボディーブロー~

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「でも その本、変じゃ無かったぁ?」 「変? オレ1ページしか読んでねぇから分かんねぇけど…… 文法とかがか?」 「イヤ そんなんじゃ無くてさぁ つか1ページってアンタ……っふ……」 鼻で笑う篠原に何故か少し殺意を抱いた。 コイツにそんなリアクションをされると何となく女とか関係無しに殴りたくなる。 「その本さぁ 2ページ以降が 白紙なんだよぉ」 「はぁ? んなバカな事が………」 篠原に言われて本をめくると確かに丁度オレが読んたページから先が白紙だった。 「でしょ? 何でそんな本 買ったんだろうね~? 騙されたのかな?」
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