第1話~少女とボディーブロー~

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 〈――― 弐 ―――〉 ―――「う……」 オレはうっすらと目を開けた。 霞む目を擦りながら周りを確認すると時計が5時を指していた。 2時間ぐらい寝てたのか…… ユックリと立ち上がるが、まだ寝ぼけているのか足元が振らつく。 篠原は…… 図書室を見回すがソレらしい姿は見当たらない。 「お~い、シノハラ~」 呼んでみるがやはり反応は無い。 先に帰ったのか…… まぁ普通帰るわな…… 「さてと……帰りますか」
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