第1話~少女とボディーブロー~

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「あ、イヤこの子は何と言うか……」 「キャワイイ!!」 篠原はドアの前からジャンプして少女に抱きつく。 どんな脚力してんのー!!? 「頬っぺたスベスベー!!」 少女は頭に怒りマークをだしながら頬擦りをされてる。 軽く頬から煙が上がってるのはオレの気のせいだろうか? 「ねぇねぇこの子、何!? 凍夜の親せき?」 篠原は目をキラキラさせながら聞く。 「いや、違うけど…… てか少し黙っ――」 「ねぇねぇ! 名前なんてーの? 何処から来たの? “面白い目の色”してんね?」 篠原の質問責めに少女は助けを呼ぶ様に、その“赤い瞳”でオレを睨む。 そんな目で見られても……
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