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オレの“何もしてあげられ無いよ”オーラを悟ったのか少女は抱きつく篠原の腕を静かに退け……
「!!!」
退けようとしているが思ったより凄い力で抱き着かれているらしい。
腕はビクともしない。
さすがに不備に思えたので助け船を出す事にした。
「おい篠原
ソコらへんにしとけよ
その子困ってんぜ?」
「ぬぉ!?」
篠原は謝りながら慌てて離れる。
少女は軽く咳払いをすると再びオレを見る。
「少し邪魔が……ん?」
少女は篠原を見て暫く考える。
「あ~
“アナタも”か……」
「何が~?」
篠原がハテナマークを浮かべまくっていると少女は微笑みながら小さく呟く。
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