あの頃の僕等は、それが世界の全てだとばかりに歌っていた

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爺ちゃんには莫大な遺産があった。 爺ちゃんはある企業の社長で、その会社を造ったのが爺ちゃんだった。 だから、定年退職になっても資金は貰っていて、更に、保険金も入っていたから、爺ちゃんが死んだ時に莫大なお金が残った。 だから、爺ちゃん家に来たのは、遺産相続を決める為だった。 勿論、その日叔父さんと昌宏も来ていた。
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