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兄貴は父と母にとても可愛がられていたから、爺ちゃんっ子にはならなかった。
周りからチヤホヤされている兄貴から見て、年寄り臭い爺ちゃんがとても気に入らなかった。
だからよく兄貴に
「よくお前らあんなジジ臭い奴に懐けるよなぁ。やっぱり、周りには大人って言っても若い人がいた方が良いよね~。香水とか良い匂いだしさ。だから、ボクにはあんな年寄り臭いジジィは絶対無理!消えろって感じだしね」
と、オレとソラは言われた。
たまに、父と母にも
「余りあんな年寄り臭いクソジジィに近づくなよ」
と言われたりもした。
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