プロローグ

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だが僕の視線に気付いた不良がこっちにやって来た。 「ん?何見てんだテメェ」 「す、すみません!!」 「すみませんじゃねーんだよ!!」 もうこうなってしまっては逃げられない。 僕は勇気を振り絞って不良さんに意見を述べた。 「あ、あの、たかが小学生に切れても…」 「あぁ!?テメェなめてんのか!?」 あぁ、誰か助けて!!! 目の前の不良に胸ぐらを掴まれ、殴られると思ったときだった。 「やめれば?確かに相手が小学生はねーぞ」 た、助かった? 「あ…佐伯さん!!すみません!!」 助かってない… 「目障り。失せろ」 「すみません!!」 あぁ、行かないで!!この人とだけは嫌ー!!!!!
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