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永山「これは……ヤバいな……100%怨み屋だ…」
永山は最近ニュースで騒がれ始めた『怨み屋』に自分が捕まったのを即座に理解していた。
灯「お目覚めかしら?」
永山「……最悪な目覚めだよ」
灯「あら、そう?」
永山「ケッ!……しかし………ニュースじゃあ男だって言ってたが…女だったのか?」
灯「怨み屋に性別はないわ。今日は偶然女なの。それとも男同士が良い?」
永山「どっちにしろ変わりはねぇだろ?……へっ」
灯「……………………一つだけ質問があるの」
永山「残念だが、今夜のベッドは予約済みだぜ」
灯「なぜ殺したの?」
永山「……あの家族か…話したら何もしないのか?」
灯「理由によるわ」
永山「……仕方なかったんだ…最初は殺すつもりなんてなかった。ロープで縛ったから何も出来ないだろうしな……でも、いきなり、ぐわぁ!!!」
永山の身体に鞭が飛んだ。
バシン!バシン!バシン!
永山「ぐわぁ!!ガハッ!!」灯「端的に理由だけを話しなさい」
永山「う……ぐ…………似てたんだ……」
灯「……誰に?」
永山「……………………」
ビシン!バシンバシン!
永山「ウガッ!!おがっ!!」
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