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灯「ただいまぁ~~……あれ?」
てくてくてく
灯「お母さ~ん?誰もいないの~?」
ピチョン……ピチョン…
灯「……お母…さん?」
はぁ……はぁ……
灯「誰!?誰よぉ!?」
ズルッ!ドタン!
灯「イタッ!!………いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」
『私の手は血に染まり、横にはお母さん、お父さん、裕貴お兄、沙姫が……死んでた』
ダダダダダダダダ!!
ガチャガチャ!ガチャガチャ!灯「なんで開かないのよ!!助けてぇ!!」
バンバン!!バンバン!!
???「……逃がさん」
灯「いやぁ!!助けてぇ!!助けてぇ!!!!!」
???「ケヒャヒャヒャヒャヒャ!!!」
警察官「藤山さん!!どうしましたか!!警察です!!藤山さん!返事をして下さい!!!藤山さん!」
???「チッ…………いつか殺してやるぜ?藤山灯ちゃん……ケヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!」
灯「…………助かった…」
灯『その後は地獄だったわ……毎日事情聴取とマスコミ対応の繰り返し…周囲からの目………想像出来る?』
灯「もう嫌……死にたい………………」
?「それはいけませんね……命は無駄にするべきではありませんよ?」
灯「…………誰?」
?「怨み屋です」
灯「うらみや……さん?」
怨み屋「はい。藤山灯さん……私と一緒に来て下さいませんか?」
灯「一緒に……?」
怨み屋「はい。私と一緒に罪を犯した人間を裁くのです」
灯「…………………」
怨み屋「あなたには少し手伝いをしてくれるだけで良い。裁くのは私がやります」
灯「………いいわ。行くわ」
怨み屋「では………」
灯『私は…………差し出された手を掴んだ。全てを捨てて』
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