休暇 怨み屋の脳内

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燃え盛る炎 一面の黒煙   「ママぁ!!パパぁ!!熱いよ!!」   必死に叫ぶ声は誰にも届かない   目の前にガレキの山が崩れた   髪が焼け 皮膚が焼け 肉が焼け 脂肪が溶けて 焦げた骸骨が残る       熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い               ことん、と音がした   灯「あ、起こしちゃった?」 怨み屋「いえ……ありがとうございます」 灯「え?どうしたの?」 怨み屋「なんでもありませんよ?」 灯「そう?……コーヒーは?」 怨み屋「頂きます」    
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