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大貫「いでで………んぁ?何だここ…」
大貫が居たのは真っ暗な部屋だった。
自分にだけスポットライトのように灯りが当たっている。
そして、彼は硬鉄製のイスに縛り付けられていた。
大貫「オイオイ……意味わかんねぇよ…」
怨み屋「お目覚めですか?」
目の前から声をかけられて、大貫は反射的に叫んだ。
大貫「誰だ!?」
怨み屋「……怨み屋です…」
大貫「怨み屋?……まさか…」
怨み屋「その通り、今日は奈津美ちゃんの命日です」
それを聞くと大貫は怒鳴り散らした。
大貫「ふざけんな!!俺はあの頃精神病にかかってたんだ!俺に責任はねぇよ!!それに飛び出して来たのはあのガキなんだよ!!」
怨み屋は睨み付ける大貫を無視し、こう告げた。
怨み屋「……これから幾つかの質問を致します。その質問への答えから貴方の無実を証明できた場合、直ちに解放し慰謝料として一兆円をお払い致します。」
大貫「一兆!?」
怨み屋「はい、ただし有罪となった場合は………拷問の限りを受けて貰います」
大貫「拷問………………………」
怨み屋「いかがでしょうか?今すぐここを出て、警察に自主しても宜しいですよ?」
大貫「自主なんて誰がするか!……いいぜ!どうせ俺は無実だ!一兆円、払えるんだろうな…?」
怨み屋「えぇ………もちろん。では、質問をさせて頂きます」
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