第一章 大貫敦也の場合

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大貫「……全てYESだ…」 怨み屋「オールYES………0%ですねぇ」 大貫「は?」 怨み屋「貴方が本心を言った割合です。貴方は拷問を恐れるあまりにマイナスイメージを避けた。違いますか?」 大貫「ち…違う!!本心だ!」 怨み屋「………私の機械にミスはありません。それに……」 大貫「それに?」 怨み屋「残念ですが……質問に意味は無いんですよ。これは貴方が正直な人間かどうか知りたかっただけですから」 大貫「…………それじゃあ……」 怨み屋「はい、貴方が罪を自覚し、償う気持ちがあるなら、もし、貴方が本当に無実なら、貴方は嘘をつかなかったはず」 大貫「……………………………………………………」   怨み屋は決め台詞のように告げた。   怨み屋「貴方の罪が確定しました。貴方にはこれから地獄を見てもらいます。刑務所に行けば良かったのに……クレクレクレ!!……おっと、殺しはしませんよ。殺しは…」         大貫「……助けてくれ…」 怨み屋「刑、執行」
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