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冷たく言い放った怨み屋は、おもむろに注射器を懐から取り出した。
大貫「何をするつもりだ…」
怨み屋「体の筋肉を緩める薬です。抵抗されると面倒なんでねぇ」
プスッと針が大貫の腕に刺さった。
大貫は既に抵抗する意志は無かった。
自分の置かれた状況を把握し、考えた結果だった。
大貫『俺は……罪を償うんだ……』
大貫は心の中で呟いた。
怨み屋「おや?抵抗しない方は久しぶりですよ」
大貫「…俺が………悪かったんだよ…仕方ないさ…………」
怨み屋「そうですねぇ、仕方ないですよねぇ……………!!」
スゥーと薬が大貫の体内に注入されていく。
すると、大貫は徐々に力が入らなくなり最後は口すら閉じられなくなった。
しかし、意識だけはハッキリしている。
大貫「う……ぇあ……おぁ…」
怨み屋「そろそろ効いてきましたか……では」
怨み屋は、鼻歌を歌いながら部屋の暗がりへと消えていった。
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