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名探偵田中
『皆さん…お集まりいただいたのは他でもない。…犯人がわかりました。』
『何!田中探偵!もう犯人が分かったのですか!?』
『ああ…今回三人の田中を殺した連続田中殺人事件…その犯人はこの中にいる!』
全員の顔を見回す田中探偵
『犯人は…あんただ!!』
『…!』
『田中が…!?犯人…!?』
『嘘だっ!俺はやっちゃいないっ!』
『もう…全て分かっているのですよ…田中さん…いや…中田さん!』
『…!何故それをっ!』
『不思議に思ったんですよ…あなたは田中という名前を聞くと嫌そうな顔をした。だから私は思ったんですよ…あなたは田中ではないんじゃないか…とね』
『くっ…そんなことで…』
『調べてみればすぐに分かりましたよ…あなたは田中じゃない…中田だとね!』
『…そうさ…。確かに俺は田中じゃなくて中田さ…だがな!お前たち田中が悪いんだ!俺が中田ってだけでお前ら田中が苛めるから…!』
『馬鹿野郎!中田だろうが田中が関係ない!苛められるのは、お前の根性が腐っているからだ!』
田中…いや中田は崩れ落ち泣き始める。
その姿を田中探偵は静かに見下ろしていた
僕は中田という名字が大好きです
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