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一枚の紙… それは写真で、6人の少年少女が写っている。  見た感じ中学生…優子と同じ位の年代だ。  血に染まった写真で辛うじて見える少年少女達の顔を確認してみる。  真ん中にいるのは…パパ。 身体が弱かった割に元気そうな満面の笑顔…。  昔から容姿端麗だったんだと思うと何故か嬉しくなった。 それと…同じ顔の女の子がいる。 多分ママと今は亡き『優子さん』。  当たり前だがアタシはいない。 じゃあ…どうしてアタシの名前が? 考えても答えは出ない。  仕方がないのでそれを引き出しにしまい、準備に戻った。
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