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ママは双子だったらしい。 アタシと同じ名前だと言ってたからきっと思い出しているんだろう。 病気で亡くなるまで親友のように仲良かったみたいだから。 「そう言えばアタシ…パパの昔の話聞いたことないな。どんな学生だったの?友達たくさんいた?」 ふと思い付いて聞いてみる。 パパは瞬時に表情を曇らせて  「パパは…身体が弱かったから学校にあまり行けなくてね。嫌な思い出しかないから話したくないな…。」 と答えた。 「…ごめんなさい。」 そうだったんだ…。 聞かなきゃ良かったな。
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