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「じゃあ…ホントに気を付けてね。火の元と戸締まりも注意するのよ?」
「分かってるよ。大丈夫だから!」
心配そうに何度も同じ事を繰り返すママに嫌気がさしながらも安心させる為の言葉をアタシも繰り返す。
「優子は大丈夫だって言ってるんだ。信用してあげよう。早くしないと遅れるよ。」
しつこいママとのやり取りをパパが仲裁した。
「…うん。行きましょう。」
ママも渋々と言った感じで玄関から外に出た。
「行ってらっしゃい!」
バタン!
やっと行ってくれた。
今の時刻は朝6時。
アタシも学校にいく準備しなきゃ!
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