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「おい、マサル! これぜってえ大賞間違い無しだぜ!」
そう、今までの話は彼、シィル・ソイビーンテイストの小説大賞に向けての作品の中だった。
「ツッコミ満載乙」
「何を言う! このご時世だからこその作品じゃないか!」
「……何故、田舎弁かさっぱりなんだが」
そして、シィルに文句を言っているのは、シィルの幼なじみ、米内マサル。
「いーじゃんいーじゃん!」
「絶対無理だって」
「ふ、可能性が在る限り、俺は立ち向かってみせるぜ!」
「ハイハイ玉砕玉砕」
熱血漢のシィルに冷淡なマサルのコンビは稀にあるバランスの整った二人である。
そして、二人の小さな冒険は幕を開けることになるとは思ってもみなかっただろう。
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