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『……それにしても可愛らしい女の子だったなぁ。。。』
一人取り残された総司は、ボソッと呟いた。
『おーいっ!総司。ごめんなぁ。』
平助と一がこちらに走ってきた。
『二人共!いきなりいなくなるから驚いたじゃないか…しかも女の人と。。。』
『………。総司!本当にごめんな。今度菓子奢ってやるから。』
一は、両手を顔の前に合わせて総司に謝った。
『…もういいよ。僕もね、ちょっと楽しいことがあったから。』
そう言って、総司は優しく微笑んだ。
『……?』
平助と一は不思議そうに顔を見合せた。
『とりあえずそろそろ戻ろうか。土方さんの酔いも覚めた頃だろうしね。』
総司は、いきなり走りだした。
『総司ー!いきなりどうしたんだよ。』
平助も続いて走りだした。
『全く…。総司は、本当によく分からないやつだな…フフッ』
一も、二人のあとを追い歩き出した。
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