目覚め

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何となく足を止めて皆で聞いていたら、歌い終わった彼は恥ずかしそうに笑った 「リクエストあれば歌いますよ?」 じゃあ、とその当時流行っていたバラードの曲名を言うと、彼は頷きスコア代わりのノートをパラパラとめくって歌い始めた (可愛いなぁ…) そんな風に微笑ましく思った その後、ポケットにあった小銭とのど飴をギターケースに入れて、私達は彼と別れた
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