未知なる領域

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未知なる領域

私は必死に反論した。だが刑事はとりあってはくれなかった。 私は罪を認めてしまった。 もう、何もかもどーでもよくなったんだ。 約一年間の裁判の末、私には懲役6年の実刑判決が下った。 精神異常による減刑はあまり認められなかった。 私の髪は全て抜け落ちてしまった。 「ぷしゅるるる」 私の息子かくおが毎晩夢にでる。 だが何も怖くはない、夢の中のかくおは私に何かを伝えようとしている気がするが分からない。
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