未知なる領域

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私の刑務所での生活が始まった。 何やら、想像していたイメージとは随分違い、そこまで酷い暮らしではない。 一ヶ月もすれば慣れてしまった。 一人の部屋かと思っていたが、小さな6人部屋だ。 普通なら家族に会いたい、うまいご飯が食べたい、苦しい淋しいなんて思うんだろうな。 よっぽど私の人生は腐っていたんだろうな、毎朝チャイムと共に目覚め、布団をたたみ、整列して工場で働きうまくもない飯を食べて寝る。 今のほうが気楽だ、むしろ幸せかもしれない。 これじゃあ罪を償うことにならないな。ってゆうか私は何もしてないぞ?(笑) 「どーでもいいな。」
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