未知なる領域

7/8
前へ
/39ページ
次へ
ヒロ君は無言だ。 『これはイケる!!チャンスだ、間違いなく脈ありだ!!!あと一押しだ!!行け、今までの人生最大の力を振り絞れ!!』 私は話しを続けた。 菊地『君のためならどんなことだってできる!!確かに私には何もない、髪の毛すらない。だが君を思う気持ちなら誰にも負けない!!私と人生を共にしてください!!』 私は、完璧な台詞に酔いしれた。 ふふ、昨日寝ずに考えたからな。 ヒロ『言いたい事はそれだけ?』 菊地『え?あ、うん。。』すると、ヒロ君は私のほうに歩みより、私の肩に両手を置いた。 (ヤバイ、キタキタキタ!!) 私の胸は心肺停止寸前なぐらいドキドキしていた。
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加