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「あははっ!ちょっ、ラナ!くすぐった…あはははっ!!」
ドアを開け放ち
私に飛び付いてきた愛犬(ラナちゃん)を撫でていたら
「おや、本物の犬がいるんですねぇ」
と光秀さんが言いながら近づいてきた。
「あ、はい。大丈夫ですか?」
「ええ、私達は動物というか妖怪よりですからね」
「あ、そうなんですかぁ…」
へぇー…
ご飯とかどうするんだろう…
「……俺はもう寝るぞ」
うっ、政宗…さん(後付け)
こいつ俺様すぎる。
隙が出来たらなんか仕掛けてやろう。(にこにこ)
「はい…あ、お風呂とかは…」
「起きたら入る…」
眠そうだ…
尻尾も耳も垂れてる…
可愛いなおい…(きゅん)
「我は風呂に入らせてもらっていいか?」
「あ、はい!どうぞー、多分沸いてると思うんですけど…」
「ああ」
ぱたん、と扉がしまった。
なんか疲れたな…。
「私も寝ますかね…」
「あ、お休みなさい」
光秀さんも和室に入っていった。
一気にリビングが静かになる。
なんだったんだろう…
本当に拾ってきた子達なんだろうか…
「わうっ!」
はっ!か、考え込んでた!
「ラナ、ご飯食べようか…」
「ばうっ!」
なんだかもう不安だ…
これからどうなるんだろう…
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