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あ、やばい 部屋二つしかないわ…
お部屋を決めましょう
「どうします？部屋足りませんけど」
うちには両親の部屋と自分の部屋と、客間と呼べるへやが二つほど。
和室と洋室である。（まぁ畳かフローリングかって違いだけだけど）
「どっちかが二人ですね」
「俺洋室な」
よくみたら片目を怪我してるのか、包帯を巻いてるひとが言った。
ああ、こいつ俺様だ…
「我は和室がいい」
「私はどちらでも」
「…じゃあ二人が一緒でいいですか？」
「我はかまわんが」
「いいですよ」
案外すんなりだなぁ…まあ楽でよろしいが。
部屋は決まっていいのだが、なんか……――
―――順番間違ってない？―――
普通自己紹介が先だろう、なんで最初に部屋決めてんの。
というかあんたらどこから服持ってきたんだオイ。
なんか見たことあるぞその服。
お父さんのだろう、それお父さんのだろう。
だって見たことあるもん、常日頃みた服があるもん。
「勝手に服着るなよ…（小声）」
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