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「ねぇねぇ?知ってる?」女の子は隣にいる男の子に話しかける。
「……知らないよ」
いきなり知ってる?と聞かれても何を知っていると聞いているのか分からない。っといった感じで男の子は答えた
「もぅ。まだ何も言って無いでしょっ!
えとね、ママが言うにはあのお星さまとあのお星さまは恋人同士で年に一度だけデートが許されてるんだって♪」
そう言うと女の子は少し照れた顔で天井に光り輝く星達を指差す
「へぇ~」
しかし男の子は興味がないのかとりあえず返事を返す
そんな感じで、手作りのプラネタリウムをみながら男の子と女の子はいろんな星やありもしない星について語っていた。
「でね?……私達もあのお星さまのみたいに、ナオちゃんが引越ししてもまた会える…よね?」
女の子は恥ずかしいのか顔を真っ赤にして言った
「あ、当たり前だろ!?僕達は親友なんだから!!」
その言葉に男の子は拳を握り力強く答える
「う、うん!そいだよね!親友だもんね!」
女の子は親友という言葉を少し不満に言いつつも、笑顔で言った
ジリリリリリリリリ!!!!!!!!!
ぽん。
「う、う~~~ん。………懐かしい夢だったな……しっかしあのヤロウ………あれから8年もあって無いじゃない。イラッもぅ高校2年だっての。」
そう言いながら真緒は部屋の隅に飾ってある手作りのプラネタリウムを見る
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