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私がまだ小学生になったばかりの頃。それは聞こえたり見えたりしだしました。うちの家系のせいかばあちゃん、母、兄、私は霊感が強いんです。
そんな事もまだよくわからない小学生の私は、いつも通り学校から帰宅してる時でした。この頃はまだ古いアパートの2階に住んでいて、毎日階段を上り下り。
アパートに近付いて来て私は早歩きしたところ、ぱっと歩くのをやめてアパートをみました。
あの人、だれだろ?
アパートの階段を、白の長いワンピースを着た女の人がのぼっていました。
ゆっくり過ぎるため、私は一時そこに立ったままでその女の人を見ていました。その人は私の家のドアの
前にじっと立って下を向いています。
ふと私が瞬きをした瞬間、女の人はいませんでした。
ああ、隣の家の人か。
その時の幼い私にはそれしか思いつきませんでした。
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