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「お母さんなんて?」
あまりにも嬉しそうな私におばあちゃんは聞いた。
「今日しゃぶしゃぶだから少しでも食べたらどぉ?って。無理矢理食べるよ😃」
おじいちゃんとおばあちゃんは一瞬顔を見合わせて、笑い出した。
「ほんなら階段でも歩いていっぱい入るようにして行かな⤴」
おばさんがそう言うと、私と美奈ちゃんも笑った。
しゃぶしゃぶ🎵しゃぶしゃぶ🎵
ワクワクしながら荷物をまとめて待っていると、すぐにお母さんが迎えに来た。
リビングにいるおばさんと美奈ちゃんとおじいちゃんに
「ありがと。ごちそうさまでした。また明日も来るね😃おやすみぃ⤴」
と挨拶した。
「気をつけて帰れよ。」「忘れ物ない?」
おじいちゃんとおばさんが言ったあと、
「いっぱい食べないかんね😁」
と美奈ちゃんが言って笑った。
「はよ行くよ。」
先に玄関に行っていたおばあちゃんが戻って来て、いつまでも油を売る私を急かした。
「はぁーい。おやすみぃ⤴」
私はおじいちゃん達に手を振り、おばあちゃんと一緒に玄関に向かった。
お母さんも玄関まで迎えに来ていた。
「気をつけて帰りなさいよ。風邪引かんよぉにね。」
靴を履く私におばあちゃんが声を掛けた。
「うん。おばあちゃんもね⤴」
お母さんはニコッと笑うと
「かあさんありがとね。いつも夕飯まで食べさせて貰って💦」
とおばあちゃんに言った。
おばあちゃんは笑って
「えぇよ、構わんよ。
うちは年寄りの食事だから、貧相なもんなのに、小夜ちゃんはそれでえぇ言うし(笑)一人くらい増えても変わらんわ。」と答えた。
「おばあちゃんの煮物美味しいよ⤴私、大好きだもん。ご飯何杯でも食べれるよ😃また明日も来るね。」
「待ってるからいつでもおいで。」
「うん。」
私とお母さんは車に乗り込んだ。
私は毎日遊びに来てるのに、おばあちゃんはいつも必ず外まで見送りに来てくれて、見えなくなるまで手を振ってくれた。
「おばあちゃんありがとねぇ~❗おやすみぃ❗」
窓を開けて、小さくなるおばあちゃんに向かって手を振った。
おばあちゃんが見えなくなって、窓を閉めた。
「お父さんと隆が待ってるから急いで帰ろう」
お母さんの一言で、私の頭はしゃぶしゃぶでいっぱいになった🎵
「うん。急いで帰ろっ」
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