投の怪物

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当時…俺は、千葉の習志戸高校 の、エースピッチャーだった… 県予選の決勝を、 ノーヒットノーランで、 決めた事から、マスコミにも 騒がれる存在だった。 そんな俺が、甲子園で気になる 存在が、大阪代表の、LP学園 …怪物、松田だった。 しかし、組み合わせからすると 松田と戦うには、上位に 勝ち上がらなければ、LP学園 とは、戦えなかった… 俺は、仲間には言えないが、 甲子園の優勝よりも、松田と 戦って、投げ勝ちたい!と言う 気持ちの方が、強かった。 彼に勝てるなら、1回戦で、 燃え尽きてもいい…とさえ 思っていたのだ! 「待っていろ、松田…お前と 戦うまで、俺は負けんぞ!」 白いボールを握りしめて、 俺は固く誓った…
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