4人が本棚に入れています
本棚に追加
/24ページ
路地裏を通り抜け
蒼い崖っぷち
風に話しかけて
寝そべりながら草かじる
深紅のリボン すりきれた証
鈴の音 聴く人は もういないよ
僕は白猫 時に黒猫
かつては誰かの腕の中
気付けば小さな箱の中
暖かい日々を夢見て ただ眠る
今更 大好きだと鳴いても
夕日が落ちたら
どこへ帰ろう
僕の自由は
住み処を探すため?
振り返れば 長い足跡
青空の下で泣いている。
_
最初のコメントを投稿しよう!