ふじの嫌いなもの。

2/5
5人が本棚に入れています
本棚に追加
/60ページ
ただ、 そんなふじにも嫌いなものがあった。 どんなになだめても、 吠えやまない程に嫌いな。 【猫】だった。 子犬の頃にズタズタにされた事がよっぽど憎かったのだろうか。 猫が近くを通ると、 見えなくなるまで吠え続ける。 猫ばかりは仕方ないかな、 とある程度は大目に見てあげていた。
/60ページ

最初のコメントを投稿しよう!