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またパーキングに戻り、着替えを始める。
硝煙と返り血とガソリン臭、コテコテに汚れた服を脱ぎ捨て、ビニール袋に収める。
次のジーンズとネルシャツに着替え終わる頃、背後でオレンジ色の閃光を感じた。ガソリンに引火したようだ。
振り返り、事務所を見ると、赤黒い炎が窓ガラスを突き破り、夜空を焦がすのが見えた。
近隣住民が野次馬と化し、消防車のけたたましいサイレンで巷があふれ出すと、私は車を出す。
幾台の緊急車両とすれ違い、少し静かな場所に出た頃、路肩に車を止め、携帯を取り出した。
三回のコールで『マンネ』が出る。私は勤めて静かに言った。
「多少ゴタゴタしたが、無事終わったよ、今から戻る」
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