realstory

35/102
前へ
/305ページ
次へ
  ここは人魚姫が初めて 人間と話した場所。 人魚姫は人間に 見つからないように 辺りを見回しました。 空には満月が浮かんでいます。 「たとえ命が短くなっても  あなたに会う価値は  あるハズよね‥??」 右手には小ビンがあります。 人魚姫はその蓋を開けて 口に近付けました。 「ウィル‥待っててね」 人魚姫はほほ笑むと 液体を一気に飲み干しました。  
/305ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1450人が本棚に入れています
本棚に追加