先輩

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  「ちょっと和哉どうしたの??」 雫は和哉の顔を覗き込んだ。 (和哉の様子がおかしい‥) さっきの作戦会議の 時もそうだった。 和哉の時折見せる 悲しそうな顔。 雫にはわかっていた。 今までずっと一緒に居たから。 「和哉‥何か隠してるでしょ」 「えっ‥いや‥」 「嘘っ、隠さないで」 和哉の悪い癖だ。 嘘をつく時はいつも 雫を見ようとしない。  
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