裏切りの旋律

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  ここは学校の屋上。 そこには雫と隼人がいた。 「急に呼び出して何の用だ」 隼人は雫を睨み付けた。 雫は下を向いて 隼人を見ようとはしなかった。 いや、見れなかったのだ。 雫の唇は震えていた。 「あたし記憶が少し戻ったの」 雫は続けて言った。 「あたしはあるお姫様に  エルって呼ばれてて‥  二人はとても仲良しだった」 雫は隼人を見た。 隼人は少し‥ 体が震えていた。  
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