裏切りの旋律

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  隼人は抵抗をした。 「離せっ‥」 しかし雫は離さなかった。 「リラ‥リラ‥  ごめんなさい‥。  ごめんなさい‥」 雫はひたすら謝り続けた。 「リラ‥大好きだよ‥」 その言葉を聞いた隼人は 抵抗をしなくなった。 涙が止まらず、 ずっとずっと泣いていた。 隼人は感じていた。 これは初めてではないと。 この感覚はいったい‥。  
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